日本人ですみません
2025/12/28
「あ、すみません・・・」
ってすぐ言いますよね、日本人て。
でも、ほとんどの場面で「ありがとう」に
言い換えられます。
・手土産をもらった時
・店員さんに何かを渡された時
・エレベーターに乗り込もうとしたら
開ボタンを押して下さった時
・スタジアムなどで自分の席に戻る際、
気を遣って頂いた時
すみませんという言葉に
感謝のニュアンスもあると思うのですが、
言われる方は「ありがとう」の方が嬉しいと思います。
僕が経営している和菓子屋では
お客様を待たせてしまった時、
「お待たせしてすいません!」
ではなく、
「お待ち頂きありがとうございます!」
と言うように指導しています。
(なかなか言えないものですが笑)
人間の心理というのは不思議なもので
「お待たせしてすいません!」
と言われると
「すいませんって事は店側のミスかなんかで
待たせたのか??」と言った気持ちになり、
「フンッ!」と帰っていきます。
でも、
「お待ち頂きありがとうございます!」
と言われると
「どういたしまして!急にたくさんの注文しちゃって
悪かったね~」と言った気持ちになり、
「ルンルン♪」と帰って行きます。
厳密にはあからさまにそんな気持ちに
なるお客様はいらっしゃいませんが、
深層心理で帰る際、
すいません → 気分下げ
ありがとう → 気分上げ
になってる気がしています。
言葉一つで相手の気持ちが上がったり
下がったりする事があるのであれば、
自分の発する言葉に少しだけ意識を
向けると何かが変わるかも知れません。
言葉、大切に!!
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黒田くろお
有限会社近江屋本舗 代表取締役 社長 ショーリュー堂 代表 タメニー株式会社(東証マザーズ上場)新人司会者育成講師
フリーランスでのMC&研修講師 愛知県岡崎市出身。21歳の時、芸能界への夢を諦められず大学を 中退し上京。お笑いタレント事務所に所属。ピン芸人黒田くろお としてデビュー。その後、お笑いコンビとして数々のお笑いライブ に出演。お笑い以外にも演劇や即興芝居にも挑戦し東京、大阪 などで数々の舞台に出演。現在はサラリーマンを経て、創業100年 を超える和菓子屋を経営しながら司会・講師として活動している
接客に使えるコミュニケーション
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