日本人だから出来る接客術
2026/02/12
悲しい接客を見ました。
お店を経営しているため他店の接客も気になる方ではあるのですが、
今日見た接客は誰が見てもひどかった・・・
安さを売りにしたスーパーで40代くらいの女性の店員さん。
お客さんは70代くらいの高齢女性。
店員:「1518円です・・・」
声ちっさ!高齢者に対して声が小さい時点でうちの店ならアウトです。
お客さんは財布をゴソゴソして聞こえてない様子。
店員さんはそっぽ向いてる。
お客さんがレジの値段の表記を見て「これ?」と聞くも、
店員さんに聞こえてないのかノーリアクション。
どうやらレジの表記を前のお客さんのものと勘違いしているようで
5000円札を握りしめたままフリーズしているお客さん。
30秒くらいの静寂。次の店員さんの言葉に衝撃!
店員:「なんですか?」
お客さん:(商品を指さし)「あ、これ会計してください」
店員:「言いましたよね!1518円です!」
お客さん:「あ、すいません・・・」
なんという愛のない接客・・・
その後も
「チッ、これだからジジイ、ババアの接客は嫌なんだよ!
耳が遠いなら補聴器くらいつけてこい!」
って言う心の声が僕には聞こえました(笑)
僕も近くにいて、状況を把握していればその高齢女性に
声掛けられたのですが・・・
それにしてもお客さんに「なんですか?」とか「言いましたよね!」
っていう言葉のチョイス・・・
つくづく、相手を思いやる気持ちと言葉って大切だよなって思い知らされました。
私のお店ではお客さんに嫌な気持ちにならないような
言葉のチョイスを指導しています。
ほんの些細な例を紹介します。
私のお店は和菓子屋で、商品によっては包装したりするので
少しお待ち頂く事があります。お客さんは椅子に座って待ってるのですが、
準備が整った際に、「お客様!お会計お願いします!」とは言わず、
「ありがとうございます!」とか「お待たせしました!」
とお声がけするようにしています。
もちろん、お会計するのですから「お会計お願いします!」という
お声がけは間違っていません。
ただ、なんとなく「お金くださーーい」って言ってるような感じが
しませんか?いや、頂くんですけどね!(笑)
でも、お会計という言葉を使わず、「ありがとうございます!」
とお声がけをするだけでお客さんはお会計をしに来て下さいます。
【声を掛ける側の気遣い】と【声を掛けられる側の察する力】がある
日本人だからこそ成り立つハイコンテクストな接客なのです。
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黒田くろお
有限会社近江屋本舗 代表取締役 社長 ショーリュー堂 代表 タメニー株式会社(東証マザーズ上場)新人司会者育成講師
フリーランスでのMC&研修講師 愛知県岡崎市出身。21歳の時、芸能界への夢を諦められず大学を 中退し上京。お笑いタレント事務所に所属。ピン芸人黒田くろお としてデビュー。その後、お笑いコンビとして数々のお笑いライブ に出演。お笑い以外にも演劇や即興芝居にも挑戦し東京、大阪 などで数々の舞台に出演。現在はサラリーマンを経て、創業100年 を超える和菓子屋を経営しながら司会・講師として活動している
接客に使えるコミュニケーション
人の心を掴むコミュニケーション
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